Happiness Rate and Bhutan. / 《幸福度》とは。




年に何度か、《幸福度指数》なるものを耳にします。


そして《幸福度》の話になった際、かなりの確率で「幸せの国・ブータン」と、ブータンが登場します。



インドと中国に挟まれた小さな王国、ブータン。
例のアントニオ猪木さん似の国王が国民の敬愛を一身に受けているという、ブータン。
最近ブータン刺繍なるものをはじめてみた、そんなブータン。


《幸福度》ってなにかしら…。
ちょっと気になったので調べてみました。

どうやら、《幸福度》のひとつ、「国民総幸福量」という独創的な尺度はブータン発のようでした。

繁栄と幸福、幸福の方がより大切だ!という価値観を軸に、
「国民総幸福量」を用いて、国民の幸福に基づいた国づくりを目指しているようです。

1971年に提唱され、いまも政策となっています。

GNH(Gross National Happiness/国民総幸福量)の4本の柱はこちら↓

 1.公正で公平な社会経済の発達
 2.文化的、精神的な遺産の保存、促進
 3.環境保護
 4.しっかりとした統治

合計72項目にも及ぶ調査を二年ごとに行っているとのことでした。



極論として、
幸福は己の中にこそある、つまりダメなやつはどこ行ってもダメだし
ハッピィなマインドを強く持っている人は苦境の最中でも幸せだ、
みたいなことを言う人もいますが、やっぱり環境は重要。教育も重要。


このまえみたインド映画『めぐり逢わせのお弁当』でも、希望を失いかけた主婦が
「ブータンに行きたい。」といっていました。




  過去記事⇒
  " The Lunch Box ". / 映画 「めぐり逢わせのお弁当」。


日本だけじゃなくて、ほかの国(しかもお隣のインド)でも「ブータン=幸せの国」というブランディングがなされているわけですね。

驚きました。

インドなど、古い慣習や文化が多く残っているところ(要はグローバル化から距離のあるところ)から帰ってきて「日本が失ったものがまだ残っている」的な感想を聞きます。
郷愁の投影先のインドですら、ブータンに憧れるとは!

ブータン、恐るべし。
これは…最後の聖域という気がしてきました。
アクセスも悪く、制限があるのでなかなか行けなさそう。
未知の王国です。


まだはじめたばかりの刺繍教室ですが、
わたしに一番近い “ブータン” は東京大学仏教青年会。
東京都文京区。

ブータン刺繍サークル、いざ行かん!

ブータン刺繍をチクチクやりながらブータンに徐々に近づこうと思っています。


This week' article on Huffington Post.

It is about the level of happiness.

Researchers surveyed that the trend of the happiness rate across various metrics and compared with whether the individual's personal and political are conservative or liberal.

That suggests the best of all possible worlds, happiness-wise, is to be a conservative who lives in a liberal country. People living in these liberal countries reported higher life satisfaction, on average, than people living in more conservative countries. And people who self-identified as conservative reported higher life satisfaction than their more liberal ones.
In my opinion, the happiness gap is interesting. I’m very conservative and Japan is also a conservative country. It’s better for me to move to a more liberal country.



【参考】

ブータン政府観光局 公式サイト
こんなに丁寧なサイトがあったとは!観光客にも優しい国ですね。

NHK 世界の扉 「ブータンに学ぶ「幸せ」のあり方」

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