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10月, 2014の投稿を表示しています

Don't judge a book by its cover, right? / 重要なのは見た目?それとも。

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undercover x HELLO KITTY 人は見かけによらない。 キティちゃんは意外と仕事を選ばない。 以前、 “カラダをいじめたいときはチャイティーラテ” というようなことを書きましたが、わたしの感覚、間違っていませんでした。 ちょうど米ハフィントンポストで関連記事が。 どうやら、 チャイラテ (おそらく日本だとTall sizeか。)はあの濃厚 スニッカーズ よりも砂糖多いらしいですよ。 ちなみに、この記事の最大のポイントは 「チャイ系の飲み物 = 健康に良い」という錯覚が諸悪の根源。 というところ。 もともとはカラダに良いお茶由来なので、盲目に「チャイラテはヘルシー!きっと。」とおもってオーダーしている人はときに残念な選択をしていた、ということになります。 もっとも、自分にサディスティックになりたいときはオススメなのかもしれません。 問題のチャイラテ。わたしは水なしがすきですね。 I read an important article on huffingtonpost.com . "Your Starbucks Chai Latte Has More Sugar Than ASnickers Bar" In short, it’s about a Chai latte. Firstly, Chai latte is a sort of blended tea and is made of herbs and spices that can help digestion and warm the body. And for a lot of people, the image of Chai latte is a drink that is good for our health. But recently commercialized chai beverages contain a lot of sugar. The amount of sugar for Starbucks chai beverages is more than that of a Snickers candy bar. ちなみに、“カロリーゼロ”表示も

Film Festival “Asian Future”. / 東京国際映画祭でアジア映画。

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毎年楽しみにしている 東京国際映画祭 がはじまりました! 世界から“トーキョー”へ秀作があつまる年に一度の映画のお祭りです。 渋谷・Bunkamuraでやっていたころから、毎回1-2作品は観ています。 前評判はもちろん、あらすじも読まず、国名とスケジュールのみで突撃しています。 一度はコメディだと思っていったら、アル中でジャンキーで癌になるイケイケの男の半生を追ったシリアスな映画だったりもしました。 (英・ 『デンジャラス・パーキング Dangerous Parking』  TIFF2007年出品作) 今回観たのは『雲のかなた』。 まえに 『クリスマス・イブ』 ( TIFF 2011年出品作 )を観て2年ぶり、2回目のフィリピン映画です。 冒頭からショッキングな映像。 おじいちゃんの家も山も汚なすぎ。 ペペ・ジョクノ監督は ヴェネチア国際映画祭 でも評価された若手監督のホープらしく、メリハリの効いた、最後にきちんとカタルシスが待っている良い作品でした。 最後には監督、役者そしてプロデューサーが登場し、Q&Aも。 フィリピンのミック・ジャガーことペペ・スミスさんはかなりチャーミングでした。 どこの国にもいるんですね。 『ヘイ、ロケンロー』という白髪のロッカーが。 主役のルル・マドリッドさん、おじいちゃん役の ペペ・スミスさんらも 祖父の(汚い)家にあった古い写真。 いまのフィリピンが失ったもの。 環境。自然。遺産。 若い監督ですが、深い映画愛があり、深いフィリピン愛があり…。 フィリピン映画界は100年を超える歴史があるようですが、古いフィルムはきちんと保存されておらず、ほぼ残っていないということでした。 また、フィリピンは世界で一番台風が多く、毎年数百人から多い時は二千人もの人が被害にあい亡くなるようです。 『気候変動は人間のせいでもある。』と監督は言っていました。 環境を破壊したり無理な街づくりや河川の埋め立てなど、人間の都合で自然を捻じ曲げたことによって、被害を拡大させていることもあるのでしょうね。 また、資金を工面する際、海外でのファウンディングを行った

“Oh! Furoshiki Exhibition” / 『大風呂敷展』で最新グラフィックを。

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渋谷西武 で開催されていた 『大風呂敷展』 。 TOKYO DESIGNERS WEEK 2014 の一環として行われているこちらの展示は、今年4月、世界最大のデザインイベント・ ミラノサローネ で開催された「大風呂敷展」が凱旋開催されたもの。 ミラノサローネは約50年前から一年に一度開催されている「ミラノ国際家具見本市」の通称。 世界最大規模の家具見本市です。 東京ビッグサイト の全館展示面積が約8万㎡なのに比べ、展示面積は約21万㎡と壮大! その規模感がうかがえます。 また、メインイベントのほかに、ミラノ市内に点在する数百もの家具、インテリア、照明、サニタリー等のショールーム、ギャラリーが一斉にイベントを行っており、バイヤーやプレスなど専門家だけでなく、一般のコンシューマーも楽しめる、刺激的なイベントになっているようです。 そして、ミラノサローネはいまや、若手デザイナーやユニークで意欲的なデザイナーの登竜門的存在となっているのです。 さて。 ミラノのあと、ロンドンなど世界の主要デザインイベントを巡回してきた「大風呂敷展」が、半年かけて生まれ故郷の日本に戻ってきたわけです。 日本にむかしからある風呂敷の"包む"という文化が、トップクリエイターが描く大風呂敷で新しい顔を見せてくれます。 風呂敷はこのところ「エコ」・「もったいない文化」の文脈で注目されているアイテム。 ただ今回の展示の意図は、それをなぞるだけでなく、風呂敷を通して日本のグラフィック力を表現する企画展として考えられたとのことでした。 たしかに、いろいろなジャンルのトップクリエイターが参加していて、見ごたえ抜群でした。 風呂敷とその使い方の展示のバランスがいい感じ。 90x90cm の風呂敷たち。まるで絵画のよう。 赤と白のデザインは佐藤可士和さんの作品。 奥にあるカラフルなのはファンタジスタ歌麿呂さんの作品。 カラフルで、いわゆる“KAWAII” デザインの ファンタジスタ歌麿呂さん や、増田セバスチャンさんの作品もあれば、東京をちょっと風刺したような作品も。 田中靖夫さん の「渦」はドクロがぐるぐるしていて、ちょっと病的な感じがポップでした。

Lunch and Basking in the sun. / ランチとひなたぼっこを一緒に。

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きのうはカラッと秋晴れ。 このところ忙しくてお昼にランチをとれていませんでしたが、久々にゆっくりランチ。 わたしのふらつく神谷町近辺は絵に描いたようなオフィス街で、ランチタイムを過ぎるとパタっとお店が閉まります。 カフェみたいな中間地点もなく、ランチ難民はベーカリーかコンビニかマックか…という厳しいシチュエーションになります。(結局食べなくなる。) さて。 きょうは 虎ノ門ヒルズ の Pirouette (ピルエット) へ。 カジュアルなカフェ、フレンチビストロ、エピスリーの三役をこなすお店。 お料理にでてくる野菜・肉・魚介類・ワイン・コーヒー・紅茶・ジャムなどの食料品はもちろん、お皿やグラスなどカトラリーまで購入できるようです。 産地直送の野菜が並ぶフロントはまるでちょっとしたファーマーズマーケットのようです。 トマト & ナス ライム 土がついたままの野菜たち おいもたち 店内は天井も高く、シンプルながら居心地の良い空間。 ひとりでもグループでも利用しやすそうです。 窓も大きく、きょうのような晴れた日には抜群のデザイン。 あったかくて、ひなたぼっこをしているようです。 ランチはプリフィクスメニュー、1200円。 ビストロでは3000円、5000円メニューもあるので、ゆっくり堪能したい人はこちらもぜひ。 メインは地鶏のクリーム煮、レモン風味。 直産野菜のサラダも、添えられた野菜も美味しかったです。 旬な食材に合わせ日々メニューが変わるようです。 軽食や飲み物だけではなく、パティシエの作るデザートもおすすめ。 後で知ったのですが、日曜日はなんと ビストロで注文した8,000円以上のボトルワインは半額となるようです。 フランスワインにこだわった品ぞろえらしく、次回はぜひワインも飲もうと思います。 ■ Pirouette 東京都港区虎ノ門1-23-3 ホームメイドのクッキー ハロウィンにかけてはかぼちゃとキャラメルのコンフィチュールなども作っているようで

The Way to Release the Stress. / わたしのストレス解消法。

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ストレス解消法、ありますか? わたしの場合、振り返って考えてみるとショッピング、芸術鑑賞、ブログです。 この秋わたしのワードローブのニューカマーは 赤が強めのundercoverのミニスカート と、フェラガモのショートブーツです。 とにかく、コレ!というものに出逢うと、『生きててよかった。 明日もまた生きよう。とりあえず。』と思えます。 毎週のようになにか観ていますが、来週はちょっと遠出して二度目の来訪・三島の クレマチスの丘 に行こうと思っています。 ハタチのころより広い心で、先入観を持たず、幅広く足を運ぶのが最近のスタイル。 過去の巨匠の作品も変わらずすきですが、いまおなじ時代を生きる現代アートが一番アツいと思っています。 最後のブログです。 はじめたころは、まさかストレス解消になるとは思ってもみなかったのですが、アウトプットの方法がひとつ増えただけで随分変わりました。 思っていることを文字にするだけで結構スッキリします。 インプットがうまくできないときもイライラしますが、 アウトプットも然り。 仕事は確かに自己表現の場ではあるけど、実際はいろいろな規制がるし、 別に自由に発言ができるわけはないし、 友達といえどもみんながみんなきょみを持っている話題かわからないし。 とはいえ、かなりの部分、友達を捕まえては(たとえ興味がなくても)アウトプットの的にはしてきました。 しかも、コミュニケーションとは素晴らしいもので、なにかしら産み出します。 もしかしたら、ソクラテスの問答法・産婆術的効果もあったかもしれません。 ただ、会話は消えてなくなります。 せっかくまた考えたのに、馬鹿だからすぐ忘れる。 なんとか記憶したい。思考したい。 よし、書こう。 考えていることを発表できずにまとまりかけたことを忘れる、 そのストレスから解放してくれるブログ、見つけてよかったです。 一時期、NAVERまとめを作ってストレス解消していましたが、最近はあまりまとめたいものもなく…。 “まとめ” 系のキュレーションサービスがにぎわっていますが、 個人的には2,3年後に残るのはわずかかと。 iemo や MERRY も 買収された し、 「インテリア・DIY・収納・家具・雑貨など生活の情報が集まるプラ

Event "Good Night Gods." / 『おやすみ神たち』、スライド朗読会。

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さて、今週末のハイライト、それは GALLERY MoMo で開催されたイベントです。 写真家・ 川島小鳥さん 、詩人・ 谷川俊太郎さん による『おやすみ神たち』朗読とスライドのイベントに参加しました。 はじめて行ったこのギャラリーはとてもコンパクト。 川島小鳥さん、谷川俊太郎さんの初めての共著となる作品集『おやすみ神たち』を記念した展示は、10 月11 日(土) から11 月3 日(月・祝)まで見ることができます。 ギャラリー内にはパネル作品や詩(すべて新作!)が並べられていました。 結構ぎゅうぎゅうななか、おじいちゃんだけど快活な谷川さんと見るからに緊張した挙動が安定しない川島さんが登場。 川島さんの写真をスライドで拝見しつつ、谷川さんご本人が詩を朗読する… という豪華なものでした。 詩の朗読のあと、お二人のトークがあり、質問コーナーがあり、と盛りだくさん。 文豪だし、高齢だし、これだけの実績がある方だから堅物なのかしら… なんてひどい偏見を持って足を踏み入れたわたしでしたが、 谷川さんはとにかく周りをよく見ていて、柔軟で魅力的な方でした。 誰よりも自由な“目”をもっていて、フラット。 だからこそ、若いクリエイターとのコラボレーションもこれほどしっくりくるのだな、と感じました。 川島さんは、作品はもちろん知っていましたが、あまり詳しくない…。 『未来ちゃん』が有名すぎて、そのイメージが100%でした。 おふたりが共通して、長いこと「かわいいって言われたくなかった」とおっしゃっていたのには共感しました。 谷川さんいわく「なんか下目線じゃない?」と。 ことばのニュアンスというか、本質というか、そいうところに敏感だからこそ、かもしれませんが、 チープなほめ言葉というか。 クリエイターとして評価されているのか?疑問に感じてしまうらしいです。 わたしも“かわいい”は(テキストではたまに使うけど、話し言葉では)濫用しません。 (ついでにいうと、同様に“女子”とか“オトナ○○”とかも死ぬほどきらい。  よって、最悪のコンビでいうと、“オトナかわいい”となります。) ちなみに、川島さんは最

The Recital of Shuntaro Tanikawa. / 谷川俊太郎さんの朗読会。

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きょうは待ちに待った詩人・ 谷川俊太郎 さんの朗読会です。 80歳を超えた今でも活動的な谷川さん。 松本大洋さんが絵を担当された 『かないくん』 は 2014年上半期最も売れた絵本 とのこと。 (これ、 糸井重里事務所 から出版されているようです。糸井さん。さすが!) わたしは特に詩に詳しいわけでなく、読書家でもなく。 多作ですし、すべての作品を読んでいるわけではありませんが、まだ読んでない人がいたら是非お勧めしたいわたしのベスト・オブ 谷川俊太郎はこの2作品です。 ひとつは海外の絵本の翻訳もの、 『そんなときなんていう?』(岩波文庫) です。 忙しいとどんどん自分本位になり、思いやりや世間に対するマナーが後回しになりがち…。 ワガママな態度を優しく正してくれる、そんな絵本だと思います。 ふたつめは 『二十億光年の孤独』(集英社文庫) 。 こちらは 《宇宙x芸術》 展 で出逢いました。 谷川氏、作家としての処女作。 文庫本のなかにはたくさんの詩が入っていますが、やはりタイトルにもなった『二十億光年の孤独』がいちばんすきですね。 ちっぽけな自分という存在と、宇宙という無限に大きく得体の知れないもの。 まったく別なんだけど、もしかしたら似ているのかもしれない。 孤独をよりリアルに、浮き彫りにしつつ、孤独から救ってくれるような希望を与えてくれます。 さて! 18時からかなので、とにかく楽しみ!

Unlucky year for women. / 女の厄年。

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厄年。 いや、前厄です。 最近は本当にどうかしてる。 まず、社長のアポの日付を間違えて出動。(その会場では“ジャスティス”というなぞのイベントをやっていた。) そして、クレジット一体型の銀行のキャッシュカードをなくした。(メインバンクの) その後、仕方なく実印と通帳を持ち歩いていたのだが、それもなくした。(ただこれは翌日届けられた!) 先週は乗ったタクシーにおばあちゃんからもらった大切な傘を忘れた。 そのタクシーに電話したらもう警察に届けたと言われた。 ちなみにタクシー会社は北区。 途方もなく遠い。 とにかく悪いことが続くので、ふと考えてみたら、前厄でした。 敬虔かと言われると、おそらく違いますが、神様は信じてる! そんなわたしはこのところ毎週神頼みしています。 先週は明治神宮、靖国神社を参拝、 本日は日枝神社に参ってきました。 東京ではかれこれ何度か初詣でも行っていて、すきな神社のひとつ。 ちょっと山のうえにあるところがポイントです。 規模は違いますが、“出世の階段” のある愛宕神社も同じく山頂。 ふたつとも、見晴らしも良く、都会の真ん中なのに落ち着きます。 参拝客は後を立たず、御祈祷なども執り行われていました。 活況。 階段が多いことでも有名ですが、なんとエスカレーターもあります。 明治神宮などもそうですが、鳥居をくぐってから本殿までやや距離があり、木陰が多いせいかすこしひんやりします。 神聖だからか、自然のクーラーなのか。 それを感じるたびに、『お参りに来たな』と改まります。 単純に神頼みしに行っているわけですが、緑や道の風景、お社などの建物もすきなもののひとつです。 出雲大社の庁舎は菊竹清訓氏の作品。 こちらは、木でできているのかな?と思わせるコンクリ建築。 傑作は素材を凌駕するのです。 伝統的な日本建築のとなりにあっても自然。 そんな近代を代表する名建築が神社に! 菊竹清訓氏は、日本人でもっともすきな建築家です。 出雲大社参拝の折は、こちらの密かな名所をお忘れなく…。

Reboost myself! / ジュースクレンズ、第二弾。

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Re-boost myself! 前回のジュースクレンズから一週間。 今度はクレンズ経験者にオススメ、という “SUNSHINE” プログラム にトライ。(物好きなもので。) 色的には6分の3がグリーン(まずい可能性が高い)になっていて、手強そう。 前回のRAINBOW は柑橘系がたっぷり入ったsunrise squeezeが最後にあり、ご褒美的な美味しさがあったので頑張れました。 が、今回はまさかのグリーン系で〆。 不安です。 一本目。8:00 am とりあえず、スタート。 飲みはじめると時間がすぐ経つので、あんまりつらくないかも。 相変わらずまずいんですが、 忙しさ&2回目の余裕のせいか、 水分を摂ること自体に慣れてきたのか、割とグイグイいけました。 そして、利尿作用が半端ない。 むくみやすいわたしにはこれはありがたい効果。 バタバタしていて、空腹感を感じるどころか、満腹のまま1日を終えたのでした。 SUNSHINE プログラムの全容。 説明には 「運動は軽い運動(ヨガ、ウォーキング、ストレッチなど)にとどめてください。」とありましたが、軽い運動のレベルが高すぎる…。 こういうのはゆるーく続けるのが良い、ということで、 ほかにも  Sky High Juice Bar  や ELLE cafe のメニューも試してみようかな~と思っています。

"Himself He Cooks" / カレーを欲する聖なる物語。

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最近ボリウッドに目がないわたしですが、公開を待ちに待っていた 『聖者たちの食卓』 を観てきました。 北インドにある シク教(シーク教) の総本山である 黄金寺院 で毎日行われているfree kichenを撮ったドキュメントです。 via wikipedia ランガルという無料食堂があり、なんと毎日10万食ものカレーが参拝者に振舞われています。 材料はすべて寄付、調理スタッフもすべて有志のボランティアです。 300人くらいいるらしい“料理人”は、おじいちゃんから小さな女の子まで。 階段や広場に座り、寡黙に仕事をします。 ほとんど話さないのに、みんなおのおの持ち場があり、野菜の皮剥きがおわり、適当な大きさにカタカタ切られ、効率よく集められていきます。 レシピなんてなさそうなのに、到着した素材を次々と鍋に入れ、焼いたり煮たり、いろいろなカレーが出来上がっていくのです。 阿吽の呼吸とはこういうものなのでしょうか。 この映画で描かれているインドはとても清潔。 お寺に入る際にみんな足を洗い、 預けた靴はごはんを食べている間にピカピカに磨き上げられます。 食堂は入れ替え制で、その間に床掃除されます。 水で洗い流され、ほうきとクレーパーのようなもので短時間でスッキリ綺麗になります。 病気が移るといけないから、とお互いのスプーンは決して触れないように扱われ、洗い終わった食器は汚れがないかチェックされます。 食器や鍋類はもちろん、床に敷いているマットや石のお寺自体も食後に水で綺麗に洗い流され、明日に備えられます。 みんなができる範囲で協力し、なぜかピッタリまとまるのです。 インドは後進国。不潔。ガヤガヤしてる。 そんなイメージが覆されます。 叡智に満ちた食事システム(なんと地産地消!)、 配膳から皿洗いや収納まで収斂された完璧なフローあり、 寡黙に調理する人々と、列になって自分に食事が運ばれるまで待つ人々。 なによりも、 カースト を超えた“輪”に驚きました。 カーストの低いものが作った料理を食べたり、カーストが違うもの同士が一緒に食事をすることはないはずのインド。 シク教はカーストを持ち込んでい

“75 Parisiennes” / 『75人のパリジェンヌ』 展。

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三連休。 落ち着いてきたな、とおもったらすでに二日目です。 家のなかのあれこれ、 ちょっとしたお買い物。 クリーニングのピックアップとか要らないおでん器具の郵送とか洋服のリサイズ出しとか超苦手なアイロンとか。 暮らすってたいへん…。 ちょっと行きたかった展示がきょう最後だったので、駆け足でいってきました。 『75人のパリジェンヌ』 ボードワン写真展 です。 ボードワン(Baudouin) はファッション誌 ELLE (本国フランス)や WWD (アメリカ)などでファッションスナップを手がけている写真家です。 小中学生くらいのころのわたしの夢は “パリジェンヌになること” 。 FIGARO japon ばかり読んでいたわたしには “パリジェンヌ” というブランド力は計り知れない輝きを持っていました。 えっ。じゃあなんでイタリア語やってみたり、ローマに留学したのか。 ひとには縁というものがあるのです。 ひとには運命、成り行き、勢い…いろいろあるのです。 さて。 今回のボードワン氏初の個展は3箇所にわかれています。 わたしは作品の29点がある、今日で最後の アンスティチュ・フランセ東京(旧日仏学院) にいってきました。 はじめて足を踏み入れたアンスティチュ・フランセ東京はセルリアンブルーが効いたお洒落な建物。 こんな最果ての地トーキョーに、しかも出先機関のくせにお洒落。 場所 @kagurazaka 入ってすぐ、さっそく大きなパネルが飾られています。 一階にはこのふたつ。 写真のしたには、寡黙な説明書きがあり、被写体の名前、住所のみが記されています。 残りの27点は二階に。 ちいさな正方形のパネルの集合。 自分の世界を大切にし、こだわりを持ったパリジェンヌたちを彼女たちの部屋とともに、パシャリ。 小さな女の子からマダムまで。 クローゼットからバスタブまで。 パリジェンヌと一言にいっても、年齢、職業、人種、住んでいる場所などさまざま。 写真のテーマはパリという場所に限定して