Taste of the old and famous shops. / パリの老舗を味わう。

古くて新しい、生き生きした美しさがパリの魅力。

たくさん計画を練って歩き回るのもよし、

ふらふら気ままにぶらつくのもよし。

とにかく老いも若きも、
はじめてのひともリピーターも楽しませてくれる街です。

今回、4日ほどしかいなくて、
あまりゆっくりしていませんが
新しく見つけたスポットをメモ!


【朝ごはん編】

世界で最もミシュランの星を持つといわれるシェフ、
アラン・デュカス(Alain Ducasse)はご存知でしょうか。

1984年に初めて星を獲得したのち、
1990年には33歳の時に史上最年少で3つ星獲得したスターシェフです。

今では世界中にレストランをもっており、
東京でも銀座シャネルのビルのうえにあり
シャネルとのコラボでも話題のベージュ アラン・デュカス 東京 や
青山にある伝統的料理をコンセプトにした ビストロ・ブノワ(BENOIT) など。


美味しいに違いないのですが、すっごく高い!

とはいえ、せっかくだし…と思っていたわたしに
お友達がススメてくれたのがこちら。

アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ(Alain Ducasse au Plaza Athenee)のブレックファストです。


あくまで朝ごはんなのですが、レストランの雰囲気は十分味わえます。
宿泊客じゃなくても朝食にありつけるのもありがたい!

最初、予約せずにいったのですが、
「宿泊客の分で今日は一杯…」というようなことを言われ断念。
翌日8:30に予約してやっと入ることができました。

いくら観光客とはいえ、それなりの格好をしていくことが望ましいと思います。
レストランの雰囲気を壊さないためにも…。
あとは自分の好みですが、場違いな格好だと気もそぞろになるので
わたしは旅先でも東京と同じ感覚で着替えます。


ドアマンやフロント、ホテルの方が非常にスマートで、
親しみがありつつも距離感のある素晴らしいサービスでした。

朝のコンチネンタルは、確か41ユーロ程度。

もう少し食べられる方はアメリカン(55ユーロくらい)、ル・プラザ(75ユーロくらい)や
アラカルトを頼んでみてください。

わたしは前日から湿疹が出ていて、「もしかして卵料理かも」という
不安があったので、おとなしくコンチネンタルだけ(そんな客ほかにいるのか?)にしました。

チップを考慮すると6500円以上だったかも。(ユーロ=140円くらい。)

なかなかな金額ですが、
ふかふかの椅子、
キラキラのシャンデリア、
上質なサービス、
それにもちろんおいしい朝食が約束されています。



ブリオッシュがとにかくおいしい!

この大きな赤いブリオッシュ(?)と左後ろにあるブリオッシュのなかには
なんとそれぞれコクのあるペーストが入っています。

さくっとしたクッキー風生地のなかに、舌触りがよくって甘ーいペースト。
絶妙なコンビ。

すごくエネルギーの出る朝食です。

Alain Ducasse au Plaza Athénée
25, avenue Montaigne,75008 Paris

※朝ごはんでも予約したほうが良いです。





次はぐっとカジュアルになりますが、プロも利用する
老舗のカフェ・ヴェルレ (Verlet) です。

オペラ・ルーブル界隈にあり観光客も多いエリアであるにもかかわらず、
すごく落ち着いたカフェで、ゆっくりしたいひとには穴場かもしれません。

100年以上続く老舗らしく、こじんまりした店内に
たくさんのコーヒー豆や紅茶の大きなカンがありました。


トーストとカフェオレボール。


たっぷりのホットミルクを注いで。



サクっと焼いたトーストと香ばく濃いコーヒー。

店員さんもほぼ話しかけてこず、お会計はカウンターでした。
(めずらしい!)


飛行機の機内食(常にラクトベジミールにしています)でも感じたのはバターの美味しさ。
パリ、というかフランスのバターは
一般的な日本の市販有塩バターよりも
コクがあって濃くて美味しいです。

カフェ、ル・フーケ(Le Fouquet's)では
はからずもエシレバターが出てきてニンマリしたのでした。



さて、このヴェルレはこだわりの深い豆や茶葉を売っています。

世界中から厳選された豆たち。

わたしたちがいた30分くらいの間にも、
豆を吟味し、大量購入するお客さんがたくさんいました。

静かにお茶を楽しむお馴染みさんや
あれこれ店員さんと会話する新規のお客さんたち。

どちらもこのお店の日常なんでしょう。


カウンター。次から次へと豆を買うお客さんが来ます。

コーヒー豆や紅茶の葉っぱだけではなく、
ジャムやドライフルーツ、シナモンやバニラビーンズのようなスパイスもありました。

どれもお土産に良さそうです!


Cafés Verlet
256 Rue Saint-Honoré 75001 Paris





【おかし編】

パリにいったら絶対食べてほしいこちらのゴーフル!

ゴーフルというと、
風月堂などのパリッとしたものを想像していたのですが、
これはまったく別物。

フランス北部地方の中心地、お菓子で有名なリール市の伝統菓子「ゴーフル・リロワーズ」。

パリはマレ地区にお店ができたのは2010年ごろのようです。


しっとり&もっちりした生地に、しっかりあまーいペーストが入っています。

4種類くらいあったのですがわたしはプラリネとピスタチオ味に。
じゃりじゃりした激甘ペーストがすきなわたしにとっては神憑り的なおいしさでした。

それぞれ2.4ユーロくらいです。

ゴーフル。テイクアウトしてすぐ実食。

カウンターで。


お店正面。



La Boutique de Paris-Marais 
16 rue Elzévir, 75003 Paris 






最後はこちら、 レ・マルキ・デュ・ラデュレ(Les Marquis de Ladurée )です。

こちらはあのラデュレの新ブランドで、ショコラ専門店とのこと。

たしかに、ほかのラデュレ(パリではすごくたくさん店舗があります。)とは
少し違った雰囲気で、よりエレガントな感じ…。

とおもったら、「21世紀を訪れた、18世紀の侯爵たちの集まり」をイメージしているようです。
(なんじゃそりゃ…)


ただ、「その辺にあるラデュレには行き飽きたわ。別の持ってこ〜い!」という方にはいいかもしれません。

味の差はわかりませんが、
商品の種類は多くチョコもマカロンも基本的にはひとつから買えますし、
エクレアやケーキ類も豊富でここですべてが揃う!
といっても過言ではありません。

マカロンタワー。

店内のデコレーションも可愛いです。

女性のパティシエさん。笑顔。

こちらはショコラショー専用のカウンター。

女性パティシエが味見をすすめてくれます。


パッケージも通常のラデュレと少し違い、
お土産にするのにもよいかもしれません。



Les Marquis de Ladurée
14 rue Castiglione 75001 Paris



パリでは公園がたくさんあります。

大きくて全体の設計も美しい公園を堪能するもよし、

偶然見つけた街角にあるちいさな公園で小休憩がてら
まったりするもよし。

お店だ買ったお菓子やパンをこういった公園で食べるのも
楽しいですよね。

北マレにあった公園。

なんでもないことが意外と思い出になったりします。

自分の足で歩るくこと、それが旅行の楽しみですね。


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