mission [SPACExART] - beyond cosmologies. / 『宇宙x芸術』?

万有引力とは引き合う孤独の力である

谷川俊太郎さんの詩、二十億光年の孤独の一節です。


展示の一部。まるで宇宙!


宇宙。
ちいさなときはまったく見向きもしなかったわたし。

いまさらまさかこんなに興味が湧くとは…!

ついに孤独の果てに来たからでしょうか…


古代から人類の天体や宇宙への関心は高く、


ギザのピラミッド。

スフィンクスはピラミッドを守っています。

ストーンヘンジ。

別名「天に架かる石」。

ナスカの地上絵。

一筆書きでも有名。


高松塚古墳の天文図。


天井石の天文図。星は金箔で描かれています。


など、先人の偉大な痕跡は広い地域でみられます。


一方、わたしと宇宙とのささやかな記憶といえば、

やたらハマった 『ぼくの地球を守って』(少女漫画)

SF超大作!



『宇宙兄弟』(漫画)

現在進行形。


そして、近年のスーパームーンと金環日食。

ちょっとこわい話だけど割と好きな映画、
『月に囚われた男』。

今はなき恵比寿ガーデンシネマで観ました。



galaxxxyで流行った宇宙柄。

結局は購入せず…。



それにしても、宇宙 x 芸術って言われてもピンとこない。

ただチームラボの作品があるから、
そんなきっかけですが、
『ミッション [宇宙X芸術] コスモロジーを超えて』 展に行ってきました!

お目当てのチームラボの作品その一はこちら。

紫舟》
書道家の紫舟さんの書がモチーフです。








完成した書は二次元で、静的なもの。

そこに現れる「生」を、3次元で描いた作品です。

暗やみの中、壁面に書が浮遊し、流れ落ちてゆきます。

ぐるぐる回っているうちに、
最初水が流れているように見えたものは
どんどん様子を変え、より具体的なものに変わっていきます。

一部は鳥になり、木の幹や枝になり、花になり、ちょうちょになります。

じっと目を凝らしてみているのですが、ほとんど変わっていない…と見せかけて
ゆっくりと姿を変えていく。

これは自然界に同じで、同じ瞬間、…「いつもおなじ」はあり得ないのかもしれません。

部分部分がそれぞれのスピードをもって常に新しい景色を創り出しています。


ちいさなこどもも声を上げるくらい圧巻の美しい作品でした。


展示の一番最後にはこちら。

《憑依する滝、人工衛星の重力》


本来重力のない世界である宇宙と、重力を体現する流れ落ちる滝。

現代アートの主要メディアである映像。
ここまで完成された世界観を作れるのか…というのが一つの驚きです。

もし、今ピカソが生きていたら
もし、今ベルニーニが生きていたら
もし今歴代の芸術家が生きていたらどうやって表現したでしょうか。
キャンバスに絵を描いたでしょうか。
大理石を削ったでしょうか。

時代によってツールは変わります。

それぞれの良さももちろんありますが、「天才」たちに映像・メディアアートという
選択肢があったら…と想像してみます。

ピカソくらいの探究心、ミーハー精神があればきっとものにしてしまいそう…
そんな気がしています。

どういったものが生まれるか、見てみたかったですね。



一部、広告の展示がありました。

既に広告についてドライな意見しかない私ですが、
大塚製薬のSPACE FILM(ポカリスウェット)、
日清製粉のカップヌードルのアドには感動しました。
(楽曲提供はミスチル!)

10年以上前で、学生でしたがあの感動は消えません。

トップクリエイターと日本を代表する企業の精力的な広告。

今見ても色あせない魅力、引力があります。

15秒バージョンはこちらで見ることができます。

メイキングはこちら。↓




仕切りは電通。
トップクリエイターでもともと「宇宙飛行士になりたかった」という高松聡さん。


『2001年宇宙の旅』を叶えた作品ですよね。
こういう夢の叶えかたがあるなんで…!
広告がもつ力を信じたくなる事件です。


日清の『FREEDOM』は、言わずと知れた作品です。

これまた高松聡さんもかかわっているのですが
大友克洋さん、宇多田ヒカルさんなど、
これ以上ないコラボレーションが実現した歴史的な広告。



宇宙から見た地球はNO BORDER。

シンプルなメッセージですが、
そのスピード感を物語の引力で「こんなCMもあるんだなぁ」と思ったものです。


価値を確立したブランドを持つ企業は広告を打つ必要があるのでしょうか。

競合他社が出稿しているから、とか、ユーザーとの接触回数を増やしたいから
といった小手先のマーケティングからではなく、それは社会的使命です。

もはや、広告では商品の優位性、スペックを伝える必要はありません。
何を伝えるのか。

それはブランドが社会と共有したい概念です。

シェアを伸ばせば伸ばすほど、
トップブランドであればあるほど、
ブランドが長生きすればするほど、
その存在が社会の構成員として重要になり
存在しメッセージを発し続けること自体に意味が生まれます。

どういった社会にしたいのか。
そのことばを誰と共有したいのか。

そこは、マスメディアで広告を掲載する一番の大儀ですよね。

そういった広告、このところまったく見ないですけど、
大なり小なり、企業はそういうところに資金を投下して
社会に問いかけ続けてほしいものです。


ミッション[宇宙×芸術]―コスモロジーを超えて
会期:2014年6月7日( 土 )~8月31日( 日 ) 
時間:10:00~18:00


【参考】
ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて

谷川俊太郎さん 『二十億光年の孤独』 Amazonページ

『宇宙兄弟』特設サイト


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